【どこで過ごすかで、家の中心は変わる】リビング中心?趣味室中心?居場所から考える間取りの話

間取りを見るとき、まずLDKの広さに目が向きがちです。
でも、家の中心は必ずしもリビングとは限りません。
どこで長く過ごすのかを考えると、必要な部屋の配置や動線が見えてくる第3話です。
「家の中心」は、暮らし方で変わります



今回のポイントは、「家の中心」を最初から決めつけないことですね。
リビングで過ごす時間が長い人もいれば、趣味室や書斎で過ごす時間が長い人もいます。

その見方は大事だよ。
間取りでは、広い部屋が中心になるとは限らないんだ。
実際によく使う場所、長くいる場所を中心に考えると、間取りの優先順位がはっきりするんだよ。

リビング中心の暮らしなら、家族やパートナーとゆっくり過ごせることが大切になりますね。
ソファの位置、テレビの見やすさ、窓からの明るさ、キッチンやダイニングとのつながりも気になります。

そうだね。
リビング中心の場合は、人が集まりやすい配置か、動線がリビングを邪魔しないかを見る必要がある。
くつろぐ場所なのに、通り道になりすぎると落ち着かないからね。

一方で、趣味を大切にする人なら、趣味室が家の中心になることもありますね。
模型づくり、読書、音楽、手芸、在宅ワーク。
そういう時間が暮らしの中で大きいなら、趣味室は“余った部屋”ではなく、大事な居場所になります。

趣味室は、ただ部屋を用意すればいいわけではないんだ。
道具を出し入れしやすいか、作業途中のものを置いておけるか、音や視線が気にならないか。
使い方まで考えないと、結局あまり使わない部屋になりやすい。
中心が変われば、部屋の配置も動線も変わります

つまり、リビング中心か、趣味室中心かで、見るべきポイントが変わるんですね。

そう。
中心が変われば、部屋の配置も動線も変わる。
リビングを中心にするなら、家族が集まりやすい流れを考える。
趣味室を中心にするなら、集中しやすさや収納との近さを考える。
同じ間取りでも、どこを中心に見るかで評価が変わるんだよ。

「この部屋は何帖か」だけではなく、
「自分はここで長く過ごしたいか」
「この場所で心地よく過ごせるか」
を考えることが大切ですね。

うん。
間取りづくりでは、最初に居場所を決めると判断がしやすくなる。
何を広くするか、どこを近づけるか、どこに収納を置くか。
そうした選択に理由が出てくるんだ。
まとめ
まずは、自分の居場所を考える

家の中心は、人によって違います。
リビングで過ごす人もいれば、趣味室で過ごす人もいます。

大切なのは、どこで長く過ごすかを先に考えること。
そこが決まると、間取りの優先順位が見えてくるんだ。

次回は、「何をして過ごすのか?」。
暮らしの行動から、さらに間取りを考えていきます。
- 有限会社 遊建築設計社布施 暁洋
遊ベーシックデザインの会・運営事務局長。長野県生まれ・東京都在住。遊建築設計社が運営する“住宅設計Labo:遊ベーシックデザインの会”にて、各種セミナーや研修会・イベントの企画・運営を行う。また、全国の住宅会社と共に、“住まい手目線”を第一に「これからの暮らし方」を考え、様々な家づくり提案ツールの企画・開発など積極的に活動を行う。






