PISSH 月間人気間取りランキング(2024年9月)
安心感と居心地の良さは普遍的
2024年9月は、東入り・3LDK、25坪の平屋がNo.1となりました。
玄関を中心として、南側にLDK、北側に各寝室をまとめた間取り。パブリック空間とプライベート空間が明確に分かれたゾーニングは、家族のプライバシーが確保され、暮らしを快適にします。
安心感と居心地の良さは普遍的
LDKは、家族の気配を感じられ、安心して過ごせる居心地の良い部屋。みんな揃って同じテレビを観たり遊んだりするだけでなく、最近は、その中でそれぞれが好きなことを楽しむ過ごし方が増えているようです。
このような暮らし方に合わせ、LDKはより一体感のある空間となるよう、提案する間取りも少しずつ変化してきました。
例えば、対面キッチンの場合、レンジフード前の壁を腰壁(カウンター)としています。キッチンとダイニングを遮る壁がなくなり、LDKがひとつの空間に。調理中もダイニングやリビングへ視線が通り、お互いの存在をより感じることができます。
暮らし方は徐々に変化していきますが、住まいにおいて“安心感と居心地の良さ”を感じる空間は、普遍的で欠かせないものです。その時々の“イマドキ家族”にとって、居心地よいLDKとは何かを考えながら、今後も間取りを提案していきたいと考えています。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。