PISSH 月間人気間取りランキング(2024年8月)
将来も使いやすい「こども収納」
2024年8月は、西入り・3LDK、31坪の平屋がNo.1となりました。
家族が過ごすLDK・夫婦の寝室・子ども部屋といった、生活時間帯の異なるスペースを3つのゾーンに分けた構成となっています。全ての居室は角部屋となり、風通しの良さも魅力の間取りです。
将来も使いやすい「こども収納」
最近の建物規模は以前に比べ小さくなってきています。それに比例して、家族の持ち物が減っているかというと…変わりませんよね。床面積が小さくなっても、「収納スペースはキチンと確保したい」。そんな願いを叶えるため、私たちの考える収納提案は、「適材適所」から「まとめてどこからでも」へ変化してきました。
このような収納の考え方を、子ども部屋にも取り入れはじめています。各部屋の収納を一か所にまとめ、共用部分から出入りする「こども収納」の提案です。これならば、クローゼット(建具付)を2つ設けるよりも工事費を抑えられ、将来こども達が巣立った後は、家族の「共用収納」として活用できます。(下図)
※「まとめてどこからでも」の収納提案や「こども収納」は、間取り集【ベストセレクション平屋】でご覧いただけます。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。