PISSH 月間人気間取りランキング(2024年6月)
知識を備え、体感する
2024年6月は、南入り・5LDK、45坪の家がNo.1となりました。
1階はLDKと客間としても使える和室、2階は主寝室と3つの洋室が設けられています。
家族が過ごすLDKは、寛ぎのスペース(L)・食を中心としたスペース(DK)にゾーン分けされ、お互いの気配を感じられる構成となっています。
知識を備え、体感する
最近の和室は、家族が使う「リビングの続き間」にすることが多く、柱や梁を見せない大壁が主流になっています。“モダン和室”といった方がイメージしやすいかもしれませんね。
もう一方の、伝統的な和室(真壁)をつくる機会は少なくなっていますが、ゼロではありません。“その時”のために、先ずは各部材の名称などを知っておきましょう!(下図)
この夏休み、伝統建築や和風旅館に行ってみませんか。その際は、畳に座り障子越しの明かりを感じたり、床の間や庭を眺めてみたり「体感」することをお勧めします。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。