PISSH 月間人気間取りランキング(2023年4月)
“朝のルーティン”をラクにする
2023年4月は、南入り3LDK・24坪の家がNo.1となりました。
幅5.0P(4,550㎜)、奥行き9.5P(8,645㎜)の南北に長い建物形状は、間口の狭い敷地などでも計画することができます。
“朝のルーティン”をラクにする
朝は“やること”がたくさん!
食事の支度やお弁当づくり、洗濯をして、身支度も整える。ひと息つく間もなく、子ども達を起こしに2階へ上がり、また1階へと下りて家事のつづき。今朝も慌ただしく時間が過ぎていく…。
このような“朝のルーティン”、やることは減らなくても、効率よく家の中を移動できれば、負担が軽くなります。そのためには、家事動線だけでなく、上下階の移動をスムーズに行えることが大切です。
今回の間取りをみてみると、キッチンと水まわり、そして階段の上り口が隣り合っています。そのため、料理をしながら洗濯もしやすく、家事の途中で2階へ上がる“上下階の移動”も最短距離で済みます。これならば、忙しい朝も少しラクになりそうです。
家族それぞれに“朝のルーティン”があります。プランの提案をする際には、暮らし方を確認して、負担を減らせるような動線計画を提案しましょう。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。