PISSH 月間人気間取りランキング(2018年4月)
2018年4月の人気No.1は、
ゆとりある広さの“洗面脱衣室”が魅力の、
南入り35坪<和室付・南面3室>の家でした!
ランキング1位の間取りの“洗面脱衣室”は、3.0帖です。この広さをみて、最近、気になっていることを思い出しました。
皆さん、「洗面脱衣室を広くしたい!」といった要望が増えていませんか?
暮らし方や使い方によって、必要な広さは変わりますよね。
「なぜ、広くしたいのか?」ではなく、洗面脱衣室で「すること・したいこと」といった、より具体的なことを確認しなければ、広さを決められません。
例えば、こんな理由がありました…
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『室内干しスペースをつくりたい』
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共働きのため、寝る前に洗濯をして洗面室に干し、朝になったら2階フリースペースへ移動し、洗濯物を干したい。
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『洗面化粧台を広くしたい』
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朝は忙しいので、歯磨きをしている隣で、お化粧をするなど2人が並んで使えるようにしたい。
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『タオルや下着を入れる収納が欲しい』
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お風呂から上がったら、すぐに着替えを出せるように、家族分の部屋着や下着、タオルを仕舞える場所が欲しい。
いかがでしょうか?暮らし方によって、理由は様々。家族によって違います。重要なことは、“広くしたい”に込められた想いを、キチンと理解することです。それによって、必要な広さやスペック(収納の大きさ・化粧台のサイズなど)が決まります。
「何帖欲しいですか?」ではなく、「どんな暮らし方をしたいですか?」と聞きましょう。それが、お客様の“理想の暮らしを叶える”ために大切なことです。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。