PISSH 月間人気間取りランキング(2018年2月)
2018年2月の人気No.1は、
南入り36坪<南面3室>の家でした!
2月の人気間取りランキング1位は、南入り36坪の家でした。
この住まいの特徴は、“南に面する部屋”が多いことです。お客様の要望の中でとても多い、「明るい」「日当たりがよい」といった暮らし方を叶えられる間取りですね。
“南に面する部屋”を多くつくるためには、建物の東西の長さが重要です。
特に、今回の間取りのような、2階の主寝室・洋室2部屋がそれぞれ南に面する「南面3室」の家を計画する際は、この“建物の幅”に注意しなければなりません!
「南面3室」を計画するために必要な“建物の幅”(東西の長さ)は、10P(ピッチ)=9,100mmです。
もちろん、10P(ピッチ)未満であっても、各部屋の幅を少しずつ狭くすることで「南面3室」の建物をつくることは可能です。
しかし、各部屋の使い勝手を考えると、建物の幅を10P(ピッチ)=9,100mmとすることが、「南面3室」を計画する基本寸法と覚えておきましょう!
※1.0P(ピッチ)=910mmと計算(10P=9,100mm)。
当たり前のことですが、敷地あっての建物だということ。
建物の幅は、駐車台数や駐車場の位置・庭の取り方・玄関へのアプローチといった“敷地の使い方”によって決まります。
ですから、全ての部屋を南面にすることができるとは限りません。
ヒアリングの時、お客様に確認しておきましょう。
「どの部屋を南側にしたいですか?」
そして、優先順位を確認することも忘れずに!
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。