プランニング 新入社員がYU-GRAM(ユウグラム)から学ぶ住宅のいろは⑪
皆さんこんにちは!遊建築設計社の小川です。
今回も、YU-GRAMに収録されている項目を紹介しながら、私が学んだことや感じたことをお伝えしていきます。
第11回となる今回は、駐車スペースについて私が学んだこと、感じたことをお話ししたいと思います。
車に求めるモノは何ですか?
「こんな車に乗ってみたい」「あの車がカッコイイ」そんなことを考えた経験、皆さんも一度はあるのではないでしょうか?
現代において、車に乗ったことがない人は、ほとんどいないでしょう。2020年9月末の調査によると、自家用乗用車は日本で1980万台保有されています。首都圏のような交通インフラが発達した地域においても、自家用車を持つ人は少なくありませんよね。
日本人にとって、無くてはならない車ですが、車をお持ちの皆さんは “どのように”車を停めていますか?『直角駐車』や『縦列駐車』、『並行駐車』等、敷地によって様々な停め方をされていると思います。
最近では、駐車の際にカーナビなどに車の後方部が映るような、バックモニターが搭載されている車も増えています。以前に比べて安心して駐車できるようになったのではないでしょうか。
技術の発展により、安心して駐車することが出来るようになったものの、そもそも駐車スペースが充分でなければ、車を停めることも出来ません。住まいづくりの中で、充分な車のためのスペースを計画しましょう。
車は乗り換えられるが、車庫は乗り替えられない
YU-GRAMでは、駐車スペースに必要な寸法を記載しています。
普通車と軽自動車、普通車の中でも中型車と小型車といったように、サイズを分類しています。車のサイズを確認しながら、駐車スペースや通路スペースを検討しています。
将来お施主さんが、今乗っている車から乗り換える可能性もありますよね。ヒアリングの際に、お施主さんの将来を踏まえながら確認することが大切です。
また、闇雲に駐車スペースを広く取ってしまうと、玄関へのアプローチや庭だけでなく、建物自体にもしわ寄せが来てしまうかもしれません。
限られた計画地の中で必要なスペースを計画していくためにも、車の全長や全幅に加えて、通路幅も同様に理解することで、より効率的なスペースの計画になるように思います。
家と車は、人生の中でも大きな買い物ですよね。駐車スペースは、そんな家と車が密接に関わる場所です。お施主さんに寄り添いながら、駐車スペースを計画することで、お施主さんと一丸となった住まいづくりが出来るのではないかと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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- 有限会社 遊建築設計社小川 敦進(おがわ たいしん)
2020年4月:遊建築設計社に入社。商品企画やSNSを活用した広報を担当。
“暮らしに関わること”を仕事にしていきたいと、「衣・食・住」を中心に就職活動。業界未経験ながらも、“住まい”が日常生活に与える影響力にやりがいを感じ、設計事務所で活躍中。