2020年1月10日

家族とつながる“対面キッチン”の暮らし

家族とつながる“対面キッチン”の暮らし

お家の中で、私のお気に入りの場所は、キッチンスペースです。

見栄えよし、動線よし、毎日が楽しくなるリビングダイニングに向き合った対面式のキッチン。料理づくりから後片付けまでの煩雑な舞台裏が、リビングにいらっしゃるお客様から見えないことでとても助かっています。主婦としては気になるところですよね。そして、すっかりきれいに片付いたキッチンの真っ白いカウンタートップは、
とても清潔感があってこの色に決めてよかったと思っています。

それから、キッチンと水廻りが近いので助かります。
お料理にお洗濯、子ども達をお風呂に入れることなどの家事仕事を一ヵ所でまとめてできます。短時間の中で家事をこなせることは、家事の効率が良いということでしょうか。お友達に伝えたい、プチ自慢です。

そして何よりも気に入っているところは、キッチンから家族の様子が伺えることです。

今、主人と息子はリビングのテレビでゲームをしています。
パパの舌がペロッと、あら、やんちゃ息子の舌も、真剣な時の癖が出ています。
やっぱり親子だなぁ、どっちも負けるな!

いつもおとなしい娘は、ダイニングテーブルでお絵かき。
この間、家族4人で遊びに行った動物園でしょうか。
あら~、パパかと思ったらゴリラさん?
パパには見せない方がいいかも…

さあー、これから私の一番心地よい瞬間です!
「みんな、パスタができたわよ!」
パパも息子も娘も、みんなが一斉に視線を向けてくれます。
全てを途中にして、ダイニングテーブルに集合。

普段、私たちはキッチンやお風呂などの水廻りを、動線良く機能的に配置して家事を楽にできるようににプランニングすることが多いです。もちろん、動線の提案は重要です。一方で、家族の様子が伺える「対面キッチン」を提案することも重要ではないでしょうか。
家族やお客様が居るリビングから、きれいに片付いたお洒落なキッチンを見ることばかりではなく、キッチンからの視線を考えてみることです。それが、主婦にとって更なる満足度を増すことになります。

いつもと違う角度から、室内を見てみたいと考えるのは私だけでしょうか。
皆さん、キッチン立って新たな感動に触れてみることをお勧めいたします。

キッチンから、何が見えましたか?楽しい日々の暮らしが想像できます。

松浦 喜則
一級建築士 / 遊建築設計社 代表松浦 喜則

平成4年、遊建築設計社を設立。「住まいの文化座」を主宰し住宅会社の設計や、 営業マンに提案ノウハウを伝授。合理的で、簡単なプラン提案の手法は好評。年間500棟のプランニング実績から生まれた、接客用ツールを開発。

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全国の住宅会社・工務店とともに設立した「デザイン住宅に特化した会」です。時代に合った生活提案力のある商品企画、社員力向上のためのデザイン研修、定期会合や文化交流会(建物見学会)などによる情報交換を行っています。

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