
PISSH 月間人気間取りランキング(2025年3月)

LDKの並びは暮らし方で決まる
2025年3月は、東入り・3LDK、28坪の家がNo.1となりました。
南側に、玄関とLDK、北側に階段と水廻りが並んだコンパクトな間取りです。リビングの一角に設けられたワークスペースは、家族の気配が感じられ、安心して過ごせる場所。仕事だけでなく、今求められている“ひとり時間”を楽しむスペースとしても活用できます。
LDKの並びは暮らし方で決まる
玄関ホールからLDKに入る場合、リビングスペースはどの位置に設けるでしょうか?
一般的にはホールから順に、リビング・ダイニング・キッチンといった並びを想像する方が多いと思います。今回1位の間取りを見てみると、ホールに対してLDKの並びが逆になっていますよね…実はこれもアリなんです。
では、それぞれのポイントを挙げてみましょう!
ホールから、リビング
- ドアを開けた時に、LDK一体感のある空間を感じられる
- キッチンが散らかっていても、手元がリビングから見えない
- 来客時に案内しやすい
ホールから、キッチン
- リビングスペースが往来の少ない奥にあり、ゆったりと寛げる
- 買い物から帰ったら、キッチンへ。すぐに食料品などをしまえる
- 見せることを意識したキッチンセットがおススメ
どのような暮らし方を希望するかによって、LDKの並びは異なります。“リビングはホールと繋がるもの”と決めつけず、柔軟な思考で住まう家族にとってのベストなLDKを提案しましょう。

- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。