PISSH 月間人気間取りランキング(2024年3月)
ラクすることも大切。
2024年3月は、南入り・4LDK、30坪の家がNo.1となりました。
1階は、18帖のLDKとリビング続きの和室。2階は、水まわり・主寝室・子ども部屋が2部屋の間取りです。上下階でパブリックスペースとプライベートスペースが明確に分かれています。
ラクすることも大切。
今回1位の間取りに設けた和室は、キッチンやダイニングから見える位置にあり、子ども達のお昼寝に使いやすい場所。家事をしながらでも様子がわかり、何かあればすぐに駆けつけることができます。また、畳は音が響きにくく、クッション性が高いため、ケガの心配も少なくなります。
“遊ぶのは和室だけ”と言い聞かせても、子ども達のプレイスペースはどんどんリビングへと広がっていきます。気づけば、部屋中に絵本やオモチャが散乱…それが子育て世帯の日常ですよね。せめて、食事の時くらいはキレイな場所で食卓を囲みたいもの。そこで、オモチャなどは一時的に和室へ移動!全ての片付けは大変ですが、“移動”なら負担が軽くなります。
家づくりの中で、忙しい毎日を少しでもラクにするアイデアや暮らし方は大切です。お施主さんへのプレゼンテーションでは、間取りを説明するのではなく、“ワンシーンを語る”ことを心掛けると共感を得られます。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。