PISSH 月間人気間取りランキング(2023年11月)
洗濯物は外干しから室内干しへ
1階は、明るく開放的なリビングダイニングと対面キッチンで構成。LDKを合わせると、25帖の広さがあります。
2階は、フリースペースを囲むように各部屋を配置し、廊下は最小限に。屋根付きバルコニーは誰もが使いやすい共用部分から出入りとなっています。
洗濯物は外干しから室内干しへ
共働きが一般的となる中、“昼間、外で洗濯物を干す”というのは難題ですよね。外干しするなら、休日の晴れた日に限られてしまいます。けれど、天気を気にして洗濯しなければ、汚れ物はどんどん増える一方…やはり、天候に左右されない室内干しをメインとして考えた方が、効率よく洗濯家事ができます。
そこで、今回の間取りをアレンジして、室内干しスペースのある暮らしを提案してみました。
干す前の洗濯物は水を吸ってかなりの重量となるため、上下階の移動は最小限に。そして、室内干しスペースは家族の動線を邪魔しない“干したまま”が可能な位置に設けています。
衣類を畳んで仕舞った後は、洗濯カゴ・ハンガー・洗濯バサミなどを片付けられるように、近くに収納を設けておくと、使い勝手の良いスペースになります。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。