PISSH 月間人気間取りランキング(2018年5月)
適材適所の収納がポイント!
2018年5月の人気No.1は、<南入り31坪の家>でした。
今回は、2階の共用部にある2つの収納について、それぞれの用途を考えてみましょう!
納戸は、寝具(夏用・冬用・来客用)、家電(扇風機・暖房器具)節句飾りといった、季節毎に使うモノ・たまに使うモノの収納に便利な場所です。
たくさん仕舞えるからといって、奥の方へ片付けてしまうと…二度と出せないなんてことも!?
見渡せるように棚を設けるなど、仕舞い方に工夫をしたいですね。
もうひとつは、物入れです。
掃除機やフロア用の掃除道具・ボックスティッシュのストック、アイロンや裁縫道具、薬箱もあるとイイですよね。
毎日使うモノ・使用頻度の高いモノの収納は、廊下やホール等の共用部“家族みんなが使いやすい”場所にあってこそ活躍します!
家をキレイに保つために収納は大切です。しかし、限られた間取りの中で、収納ばかりを大きくする訳にはいきませんよね。
ホントはリビングだって広くしたいし、できればキッチンも…。
ですから「片付けやすく見つけやすい」活きた収納をつくることが、大切ではないでしょうか。
そのひとつとして、各階1ヵ所に共用収納をつくることを心掛けてみませんか。家族にとって“使いやすい場所はどこですか?”
キチンと確認して、提案しましょう。
- 一級建築士畑本 雅子(はたもと まさこ)
遊建築設計社独自の設計手法「ブロックプラン」により、年間500棟の住宅プランニングを行うほか、ハウスメーカーや工務店から依頼された「間取り集の制作」や「商品開発」にも携わる。
女性だけで商品開発した『サンデーラテハウス』・『ココテラス』では、女性たちの要望を取り入れて、間取りや外観デザインなど、全体を取りまとめた。