新入社員がYU-GRAM(ユウグラム)から学ぶ住宅のいろは③
皆さんこんにちは!遊建築設計社の小川です。
今回も、YU-GRAMに収録されている項目を紹介しながら私が学んだことや感じたことをお伝えしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
第三回となる今回のテーマは、住まいの顔とも言える玄関です。
欧米と違い、日本には“家では靴を脱ぐ”という習慣があります。
家の中で履物を脱いでいる貴族の様子が描かれた、平安時代の書物があるそうです。
私たちが何気なく、そして当たり前のようにしている行動は実は、日本で1000年以上続いてきた習慣だったんですね。
靴を履いたり、脱いだりという行動は、玄関でやることですよね。
「何を当たり前のことを言ってるんだ?」
とお思いになったであろう皆さんに、もうひとつご質問です。
「ただ靴を履く・脱ぐためだけの場所として、玄関を使っていますか?」
どうでしょうか?それだけではありませんよね?
我々が生活する日本の住宅の玄関では、靴を履く・脱ぐだけでなく、たくさんの “やること”があるはずです。
YU-GRAMでは、玄関の広さを決めるための要素の一つとして玄関での様々な“やること”を記載しています。
玄関には、たくさんのやることがありますが、お子さんが生まれたり、ペットを飼い始めたりすると玄関でのやることは、大きく変わっていくでしょう。
玄関は、住まいの顔でありながらも住まう人の生活に合わせて変化していくスペースなのかもしれません。
たくさんの“やること”がある玄関ですが、そのための広さはどのくらい必要なんだろう?と疑問が出てくるのではないでしょうか?
YU-GRAMでは、玄関・ホールの広さはそれぞれ1.5帖以上、合わせて3帖以上必要と記載されています。
玄関をイメージしたとき、上り框から玄関までのスペースを思い浮かべていたので、ホールの広さも合わせて考えることに驚きました。
ですが、考え直してみると、買い物袋や荷物はホールに置きますし、客人を出迎えるときは上り框の前に立ちますよね。
玄関の先にホールのスペースがあるからこそ、たくさんのことが玄関で出来るようになるのです。
次回は、今回に引き続き、住まいの顔とも言える玄関について別の側面から考えていきたいと思います。
ぜひ楽しみにお待ちください!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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