2019年1月31日

プランニング

プランづくりのいろは③

プランづくりのいろは③

暮らし方で変わる部屋のつながり(ブロックゾーニング)

こんにちは!

今回は、お施主さんがご希望された暮らし方を短時間でまとめる方法をお伝えします。

皆さん、いつもプランニングに手を焼いていませんか?
ヒアリングは得意なのだが、間取りをつくるのが苦手と悩んでいる方。
ご安心ください、その悩みを解決いたします。

プランニングで一番重要なのは、ラフプランに時間を費やすことではなく、その前段階のゾーニング計画に時間を割くことです。

例えば、玄関はここが良いのなら、隣にはリビング。
となると、ダイニングキッチンがこの位置。
すると、水回りはここになれば奥様の家事が楽になる。
では、階段はどこになるのだろうか…?

このように、大まかに隣り合う部屋(ゾーン)を確定していく計画が大切なのです。
この暮らし方を決める作業にどれだけ時間を割き、検討したかによってプランニング全体の時間が短くなります。

ブロックゾーニング手法とは?

では、どのようなゾーニング手法を用いたら、効率よくまとめられるのでしょうか。

一般的には、図①のように大小異なる丸を描きながら、部屋と部屋の位置関係やスペースの広さ、時にはコンセプトを書き構想をまとめ上げていくゾーニング図を描きます。

<図①>
ゾーニング図

しかし、この手法は多くのことを同時に考えていくために、様々な経験が必要となり時間が掛かってしまいます。そこで私たちは、短時間で効率よくまとめ上げられる
「ブロックゾーニング手法」を採用しています。

図②をご覧ください。
大きさが同じ四角形を組み合わせていくゾーニング図です。この四角の中の記号は、一つひとつの部屋を現すのではなくグループを表現しています。Eは「玄関のグループ」です。ここに含まれるのは、玄関やホール。時には、玄関脇収納庫やトイレなども含まれる場合があります。

<図②>
ブロックゾーニング図

ここで一つ考えてみましょう。

Eの玄関グループに含まれるのが仮に4つのスペースだとしたなら、組み合わせは何通りあるのか?それは、4の階乗ですから、4×3×2×1=24通りとなります。玄関グループだけでもこんなにあるのです。全てのスペースの組み合わせならば何百何千通り、とんでもない時間が掛かります。

ブロックゾーニング手法は、最初に各スペースをグループにまとめて暮らし方の構成を決めます。もちろん、構成する数が少なければ少ないほど簡単で早いのは当たり前です。

今の時代、効率的なプランづくりをすることは大切なこと。

私たちが少人数で年間500棟のプランニングを行えるのも、この手法を採用しているからです。皆さんも、是非「ブロックゾーニング手法」を採用してみてはいかがでしょうか。

次回は、「配棟計画」を分かりやすく解説します。
ご期待ください!

松浦 喜則氏
一級建築士 / 遊建築設計社 代表松浦 喜則
平成4年、遊建築設計社を設立。「住まいの文化座」を主宰し住宅会社の設計や、 営業マンに提案ノウハウを伝授。合理的で、簡単なプラン提案の手法は好評。年間500棟のプランニング実績から生まれた、接客用ツールを開発。

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家づくりの教科書「いろはにほへと…」は、
遊ベーシックデザインの会 住まいの文化座によって、運営されています。

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